2026年10月01日
私の矯正用アンカースクリュー使用法の変化
現在、アンカースクリュー*の使用は歯科矯正治療にとって必要不可欠な方法に発展してきました。この方法により治療範囲が確実に拡大し、治療成績の向上に繋がっていました。
私は15年程前から使用していますが、当初は使用範囲が限られたものでした。
以前の植立方法
歯根の間に歯軸に対して垂直方向に打つ
頬側歯根間距離が比較的広いことが条件
口蓋側に打つ場合は比較的成功率が高い
現在の植立方法
スクリューを歯軸と平行方向に打つ。
利点:歯を長い距離移動することが可能です。
CT撮影により歯の頬側の骨幅を確認することが必要
世界ではこの方法が主流のようです!
チタン製アンカースクリュー (直径1.6mm X 長さ8.0㎜)

上顎臼歯の歯軸に対し平行に打ったアンカースクリュー

*アンカースクリューとは:
骨中に一時的に埋め込むチタン製の細いスクリューのことで、これを固定源(骨に埋め込むので動かない:不動固定)として歯を広範囲に動かすことができる。
以前の固定源は奥歯だったため、固定源が弱く、歯を動かす範囲が狭かった。また患者さんの協力度により治療結果が左右されていた。

