2021年04月26日
2021年東京矯正歯科学会春季セミナーを視聴して
4月15日に開催された東京矯正歯科学会のセミナーをオンデマンドで視聴しました。
今回のテーマは“小児の口腔機能育成へのアプローチ”で、子供の口・歯の発達についての講演です。
- 慈恵医科大学耳鼻科教授 千葉伸太郎先生
“小児の睡眠障害について”
*小児の25%がイビキをかき、3.5%に睡眠障害があるが、多くの場合は放置されている。
*睡眠障害は身体的(身長、体重、アゴの発達)、情緒的発達に悪い影響を与える。
*扁桃摘出、矯正治療による歯列拡大や筋機能療法を行う。
*最近の研究では胎児の頃からの舌の動きが生後の口腔機能に関わっていることが分かってきた。
*鼻呼吸できることが、良質な睡眠と大きな関係がある。
- 鶴見大学小児歯科教授 朝田 芳信先生
“幼児期の口腔機能の発達について”
*母親は子供に対して、偏食、食べるのが遅い、良く噛まない、クチャクチャ音を立てて食べるなど様々な悩みがあるが、それを相談するのは親、夫や友人、或はネットなどで、歯科で相談できることを知らない。
*歯科医師側も幼児の口腔発達障害に対して、適切なアドバイス、対策ができるような知識が必要である。