先日、顎顔面口腔育成研究会の講演会に出席しました。

テーマは“子供の睡眠について”です。講師はスタンフォード大学睡眠分野准教授の河合真先生でした。先生は子供の顎顔面の成長発育に対する口呼吸や睡眠障害の弊害を初めて論文上で指摘した故クリスチャン・グリミノ先生のお弟子さんです。

睡眠は人生の1/3を占める大切な時間です。以前より、大人でも子供でも睡眠障害による生活上、仕事上や勉学上に様々な影響を及ぼすことはいわれてきました。

しかし、アメリカでも睡眠の研究は謎が多く、未だ正式な診療科はないようですので、我々の分野（歯並びや顎の成長）と睡眠との関係は明らかではないようです。

私の目指すところは歯並びを治す目的は見た目のためだけでなく、

子ども達が質の良い睡眠が取れ、健やかな成長を遂げてくれることです。