2021年10月04日
“舌は呼吸器官である”の講演を聞いて
先日、第9回日本病巣疾患研究会をオンライン視聴しました。
そこで、東京医科歯科大学の小野卓史教授がとても興味深いトピックスを話されました。
演題名は“矯めるなら若木のうち:呼吸と成長発育”です。
まず、舌は呼吸器官である、という少し違った発想からお話を始められ、軽い鼻詰まりから重篤になると間欠性低酸素状態に進んでしまい、それに伴い子供達に様々な影響が及ぼすことを様々な実験から示されました。
そして呼吸障害→舌の位置・機能変化→口呼吸の弊害の解決はなるべく早期に手掛ける必要があると締めくくられました。
その影響は
- 学習・記憶機能の障害
- 脳機能の障害
- 顎反射の障害
- 味蕾の発育障害
など、多岐に及ぶようです。