とくに歯列・かみ合わせについて
毎年行われる学校歯科健診ではお子様のむし歯、歯グキや歯並び・咬合などを診た後、本人・保護者にその結果をお知らせしています。
とくに“歯列・かみ合わせ”についての項目に印が付いていた時に保護者の方はどのように対処したら良いのかを苦慮されている方が多い様です。
ここでは歯並び・かみ合わせがどんな状態だったら歯科医院に相談に行った方が良いのか?緊急を要するのか?また費用は?
を保護者の方々に分かりやすく解説したいと思います。
歯並び・かみ合わせ判断法
まず、お子さんが”イーッ“と咬んだ状態での前歯を見てください。
この方法である程度の判断材料になります。
(この分類は確定的な方法ではありません。そのことをご了承の上、活用してください。
そして
1.なるべく早く歯科医院で診てもらった方が良い場合
2.もう少し様子を見ても大丈夫な場合
3.今はあまり心配ない場合
に分類しました。
1.なるべく早く歯科医院で診てもらった方が良い場合
A.受け口 (反対咬合)
成長とともにアゴのバランスに影響を及ぼすことがあります。この歯並びは最も早く治療することをお勧めします。
B.出っ歯 (前歯の前突・突出)
前歯が出ているために、お口を閉じにくい状態です。習慣的にお口を開けての口呼吸は感染症や睡眠の問題等、身体の健康にも関係しています。
C.開咬 (前歯が噛んでいない歯並び)
奥歯で噛んでも前歯がかみ合っていません。前歯にスキマがあります。前歯ではかみ切る力が働きません。発音にも影響します。指しゃぶりや舌を強く前に出す癖などが原因です。
費用について
矯正治療は日本全国の病院・診療室においても子供から大人まで保険診療は行っていません。それぞれの歯科医院、歯並びの状態により治療費は異なります。 相談した医療機関にてお尋ねください。